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★ブリーダーになろう! |
日本には、昆虫愛好家(断じてオタクではない)と呼ばれる方々が沢山(実数は不明)います。中でもクワガタ虫とカブト虫は、その見た目の迫力に魅せられるのか昔から大人気です。数年前に1匹の国産オオクワガタが1000万円で取引されたことがあるのをご存知でしょうか?たかが虫1匹にですよ。これは日本が豊かな国である証拠ですよね。
さて、クワ・カブ愛好家にも様々な方がおられまして、一般に、コレクター(収集家)とブリーダー(養殖家)に分かれます。前者は標本の収集を中心とした活動をされており、珍しい虫やギネスサイズの虫など、他人が持っていないような標本を所有することに価値や喜びを感じておられるようです。一方、後者は種親から子供を採り、自分なりの手法で繁殖させ育てていくことに価値や喜びを感じておられます。まあ両者に共通しているのは恐ろしく虫好きということですね。(断じてオタクではありません。)
今回お勧めしたいのは後者の方です。ブリードの楽しみ方は人それぞれですが、自分なりの手法で最高の結果が出たときの満足感を一度味合うとヤミツキになってしまいます。この場合の結果というのは、自分が育てた幼虫が成虫になったときの大きさや見栄えのことです。またそれだけでなく、種親から採れる子供(幼虫)の数が予想より多かった、など過程の中にも常に満足と失望を味合うことができてしまいます。さらに、この趣味を通じて様々な人と知り合うことができます。共通の趣味を通じて、この先何十年も付き合っていけるような人とも出会えるんです。
皆様もクワガタ虫・カブト虫のブリードを趣味にしてみませんか?いきなりプロにはなるのは難しいですが、まずは趣味の範囲で始めてみてはいかがでしょうか?そして職人並みのブリードテクニックを身に付けて、この世界にあなたの名を轟かせてみませんか?
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★趣味のブリード |
ブリードには様々な過程が存在し、1つ1つクリアしながら進めて行きます。そして、ほとんどの工程が単純作業ではなく、ものすごく複雑で奥が深いものなんです。虫を飼育するというよりも管理すると言ったほうが適切かも知れません。
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STEP1:種親をGETしよう! |
ブリードを始めるにあたって、まず最初のステップが種親を手に入れることですが、方法は、@自分で採集する、A採集できないものは買う、ということになります。
一般に、初めは国産オオクワガタか、外産オオヒラタからスタートする人が多いようです。幻のオオクワガタも最近では随分と価格が下がり、一般の人でも入手しやすくなったので、同じ始めるならココから、ということころでしょうか。外産オオヒラタはその名の通りとっても大きくなる(100mmを超える)ヒラタクワガタで、精悍なスタイルと迫力に魅せられるんですね。また、この両種は比較的ブリードが簡単で、価格的にもビギナーが入りやすい種類のようです。
いずれにしても、惚れ込んで手に入れた虫は愛着も湧きますし、ブリードにも熱が入ります。
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STEP2:子供を増やそう! |
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ブリードにおいて、最も重要になるのが採卵です。しかし、これが結構難しいんです。国産カブトであれば、それなりの環境を作ってあげれば簡単に採卵できますが、クワガタ虫の場合はそう簡単にいきません。産卵する環境にかなり神経質なようで、気に入らなければ絶対に産卵してくれません。また、好む環境は種類によって少しずつ違いがあるので、最初はいろいろ工夫してみてください。
そして幼虫が採れた時の興奮を味わってください。特にウヨウヨと幼虫が採れた時なんかは、思わず顔が緩んでしまいます。ただし、クワ・カブの自慢話なんか普通の人は聴いてくれないので、クワ友だけにしておいたほうが無難です。
●具体的な採卵方法については「産卵させよう!」を参照してください。
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STEP3:幼虫を大きく育てて感動しよう! |
採卵できたら次ぎの楽しみは幼虫を大きく育てることです。生まれた(孵化した)ばかりの幼虫は、とっても小さくて小指の先ほどしかありませんが、その後脱皮を繰り返しながら見る見る大きくなります。この時にどれだけ大きく育てることができるかによって、成虫になった時の大きさが決まります。
より大きな成虫を作出するために、ブリーダーはとっても苦労しながら幼虫飼育に励むんですね。慣れてくると幼虫の体重で成虫になったときのサイズがある程度想像できるようになります。ちなみにヘラクレスなど外産カブトの3令幼虫はバナナみたいにドデカいので、初めて見るときは感動しますのでご注意ください。 (画像は3例幼虫の比較です。左:ヘラクレスオオカブト、右国産カブト)
●具体的な飼育方法については「幼虫を飼育しよう!」を参照してください。
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STEP4:成虫を眺めて楽しもう! |
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一生懸命に育てた幼虫が蛹になると、あとは成虫になるのを待つだけです。飼育ビンを毎日眺めながら待ち焦がれていると、ある日とうとう羽化が始まるんです。それもデカイ!採卵から1年間、苦労してきたことが報われる瞬間です。これがブリーダーにとって至福の時なんです。
子供の頃、カブト虫が入った飼育ケースを枕元に置いて眠りについた経験のある方、その時の気持ちが甦りますよ。そして、自分が作出した個体がどれくらいのレベルなのか知りたくなってしまいます。おおっ、と思う固体が出てくれば、専門書などで開催されているコンテストなどに応募してみるのもいいかも。
●具体的な管理方法については「成虫を管理しよう!」を参照してください。
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★ブリードにかかる費用 |
ブリードにかかる費用は高いか安いか?これは人それぞれの価値観によりますよね。趣味に対してつぎ込めるお金はその人の経済状況などに左右されますが、つぎ込める範囲で十分に楽しめるなら決して高くはないと判断できるのではないでしょうか。
ブリードにかかる費用は、規模や手法によって随分と異なります。玄関の片隅で控えめにやっている方と、ひとつの部屋をまるごとブリードルームにしている人とでは大きな格差があります。当然、飼育数が増えれば、その分多くの費用を必要としますが、用品を大量購入できるので割安になることもあります。市販されている飼育用品もスタンダードな廉価商品から、プロ仕様の高級商品まで様々です。
<ブリード費用の例> ●目標: 『1ペアの国産オオクワガタを購入し、20匹の子供を採って1年間で成虫まで育てる』 ●条件: エアコンなどで温度管理をせず、一切の行程を常温で行う。飼育場所は玄関。
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※用品はホームセンターなどで廉価商品を購入することを想定。(必要最低限) |
※幼虫飼育ビンをインスタントコーヒーなどの空き瓶で代用する、などもう少しコストを下げることも可能です。 ※飼育ケースや飼育ビンは最初に購入すれば、その後は使い回せます。
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